陶芸家 原菜央さんの個展 が
9/19㈮~9/26㈮
23日はお休み
SHUHALLYにて開催されます。
12時から20時迄
作家さんは毎日在廊
231-0028 横浜市中区翁町1-3-18 ル・ジャルダン506号 インターホンを押してください。
また
9月20日㈯は 原さんの作品を使っての茶会も開催されます。
是非ご参加下さい。薄茶一服 特製和菓子付 3,000円
「異形」は茶人にとって高揚感ある挑戦状である。
400年前の茶人達が中国、朝鮮、東南アジア、ヨーロッパから渡ってきた未だ見たことのない造形 色 感触等を兼ね備えた作品を見て これをどの様に自らの茶会に使うのかを思い巡らす時、何とも云えないプレッシャーと同時にワクワクとした気持ちを感じたのだろうな、と想像する。
原菜央さんの作品は一見、異形である。ウサギを咥えている獅子の茶碗、縁からニョキニョキ顔を出したウサギがいるお皿、ひだひだしたぐい呑み。しかしとても手に馴染み、誰もが笑みが溢れる作品だ。且つ、その造形力や絵付けはしっかりとした技術に立脚したものである。
原さんの作品群を見るとき僕は「お客様どんな顔するかなー」「どのタイミングで使おうかな」と茶会で使うことをワクワクと想像してしまう。また同時にちゃんと使いこなせるかな?とも少し不安になる。
この気持ちは400年前の茶人達と全く同じ感情だろう。そしてこの営みこそが茶の湯の正しいプロセスなのだと信じている。
松村宗亮